【台湾】 EMS/ODMの低コスト生産、自社開発とリサイクル技術の推進が成長の柱 | |
アウトソーシング利用の決断:やりますか? それとも やめときますか? | |
ODM(Original design manufacturers)とEMS | |
自社の発展のために最も重要なポイントは何ですか? | |
価格決定のメカニズム - 生産価格、利益、エンジニアリング費用について |
近年、プリント基板の表面実装におけるクリームはんだ印刷後の検査工程では、3次元の印刷はんだ検査が主流となっている。従来の3次元印刷はんだ検査機はパターン上のレジストを基準にしてクリームはんだの体積、面積、高さを測定するレジスト基準や擬似的なパッド基準が一般的であった。これは、はんだ印刷機ではメタルマスクをレジスト面に密着させて印刷する為、レジスト面を基準とした測定が合理的であるとの考えに基づくもので、当社もこれまでレジスト基準の印刷はんだ検査機や擬似的なパッド基準機能を開発、市場へ提供してきた(レジスト基準は当社特許)。一方、最近では、基板の高密度化や部品の微細化が進むにつれて印刷品質も向上し、メタルマスクの厚みが薄くなってきた。これに伴い、基板のロットごとのレジスト厚差異や基板内でのレジスト厚ばらつきが実装品質に与える影響を無視できなくなってきている。そのため、レジスト基準ではなく、パッド基準でのはんだ体積測定が必要とされはじめている。そこで当社では、パッド基準測定を実現するMA(マルチアングル)センサを開発し、従来の印刷はんだ検査機SOLLEAD-HS(High Speed)に加え、SOLLEAD-MAをラインアップした。
2 パッド基準の必要性