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【液晶パネル】iPhone 17、パネル供給はサムスン・LGの2社 「Plus」消え「Air」追加
2025-02-26 12:34:41
中国のディスプレイ情報メディア『WitDisplay』は2025年2月24日付で、米アップル(Apple)のスマートフォン2025年モデル「iPhone 17」シリーズの全機種が低温多結晶酸化物TFT有機EL(LTPO OLED)を搭載する予定だとした上で、韓国LGディスプレイ(LG Display=LGD)が超薄型の新機種を含め、供給を従来の2機種から3機種に拡大する見込みだと報じた。


アップルのiPhone 17シリーズのラインアップについてWitDisplayの伝えた韓国のディスプレイ業界筋は、「Plus」が消えて、超薄型の新機種「iPhone 17 Air」が加わり、「Basic」「Pro」「Pro Max」「Air」の4機種構成になると指摘。このすべてがLTPO OLEDパネルを搭載すると述べた。

iPhone 17シリーズ用LTPO OLEDのサプライヤー構成についてこの業界筋は、2025年分はサムスンディスプレイ(Samsung Display)とLGDの韓国2社が分け合うと指摘。うち、サムスンディスプレは4機種すべてに供給、LGDはPro Maxを除く3機種に供給するとした。

一方、中国BOE(京東方)について同筋は、LTPO量産化に予想以上の時間がかかっているとし、iPhoneへの供給は26年以降になると述べた。ただ、25年2月に発表された廉価版新機種「iPhone 16e」ではLTPS OLEDの主力サプライヤーだと語った。

この他、iPhone 17 AirについてWitDisplayは、高級感のあるデザインで、厚さは6.25mmと、iPhone 16標準モデルの7.8mmより1.5mm薄くなる他、画面サイズはiPhone 16 Plusと同じ 6.7型、台湾TSMC(台積電)の3nm(ナノメートル)プロセス(N3P)を採用したアプリケーションプロセッサ「A19」を搭載するとした。また、17 Proシリーズの2機種はN3Pを採用したA19 Proチップが搭載されると報じている。

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