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【車載】ペガトロンとNXP、台北に車載の共同実験室 スマートコックピットで協働
2024-05-15 22:39:05
EMS(電子機器受託製造サービス)大手の台湾ペガトロン(Pegatron=和碩)は2024年5月14日、同社の台北本社に車載半導体大手の蘭NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors)と車載用の共同実験室を立ち上げると表明した。会見したペガトロンの鄭光志・共同最高経営責任者(Co-CEO)は、「ペガトロンはスマートコックピットソリューションを開発し、欧米系の顧客や自動車のスタートアップへの提供を目指す。24年下半期には朗報を伝えられるだろう」と述べた。


台湾の通信社『中央社』が同日付で報じた。それによると、ペガトロンは同日発表した最新のスマートコックピットソリューションにNXPセミコンダクターズの全方位的な電化製品ポートフォリオ及び車両間システムソリューション(cross-vehicle system solutions)、i.MXアプリケーションプロセッサを採用した。6月4~7日に開催される見本市「COMPUTEX 2024」(台北)にも同ソリューションを出展する。

自動車産業の先行きについて鄭共同CEOは、「コロナ禍では材料不足により、自動車の世界販売は年7000万~8000万台に落ち込み、本来、2020年か21年に到達すると見られていた年1億台は先送りされた。ただ、自動車産業の先行きは楽観していい。生産台数1億台で、自動車産業は2兆米ドル規模になる。33年には6兆米ドルが期待できる。台湾の電子産業にとっては、素晴らしいチャンスで、当社が発展するチャンスでもある」と述べた。

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    【ソース:】TRI