【液晶パネル】スマホ用有機EL世界出荷、19年は3.6%増 韓国・中国が供給独占 上位8社シェア一覧
2020-01-23 10:36:37
調査会社CINNO Researchは2020年1月21日、19年のスマートフォン用アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)パネル世界出荷が、前年比3.6%増の4億6000万枚だったことを明らかにした。(=文末に上位8社シェア一覧)
CINNOによると、19年のスマホ用AMOLED世界出荷は、韓国系と中国系の業者が市場を独占した。うち、韓国系は前年比3.8%減の約4億枚、シェア87.9%、中国系は同133.5%増の5600万枚、シェア12.1%だった。
業者別の出荷とシェアでは、韓国サムスンディスプレイ(Samsung Display)が3億9000万枚で首位を守ったが、シェアは85.2%で前年から7ポイント下がった。これに対し、2位に入った中国BOE(京東方)は、前年比343.9%増の1800万枚、シェアは同3ポイント増の4%に拡大した。
BOEについては、Huawei(ファーウェイ=華為)、OPPO(欧珀)、レノボ(Lenovo=聯想)傘下のモトローラ(Motorola)等、中国系スマホ大手の開拓に成功したことがシェア拡大につながったと評した。
【ソース:】TRI