【携帯】スマホ関連市場の売上、20年に1兆米ドルに接近 デロイト調査
2020-01-22 11:45:53
台湾の経済紙『工商時報』(2020年1月21日付)によると、会計事務所の米デロイト(Deloitte)は同20日に発表したレポート「グローバルモバイル消費者調査」で、スマートフォン、関連アプリケーション、周辺機器の世界売上高が20年、1兆米ドルに接近するとの見通しを明らかにした。


レポートでデロイトは、5G(第5世代移動通信)や、ビックデータ、人工知能(AI)等デジタルツールの広範な利用が、スマホ関連アプリとソフトウェアの再度のアップグレードを後押しするのに伴い、スマホの普及に伴い生じる「新経済」が年間5000億米ドル超の売上を創造すると指摘した。

デロイトの陳明輝氏(IT・メディア・電気通信関連担当)は、直近で成人の90%近くがスマホを所有し、またスマホを毎日使用しているユーザーの比率は95%に達したと指摘。このことは、スマホが世界で最も普及しているコンシューマ向け電子製品として、人々の生活における重要性を明らかに示しているとした。

この他、米国の消費者を対象とした5G携帯電話の受け入れ調査では、5G携帯電話の価格が負担できないほど高すぎると思う消費者は全体の20%で、67%は5G対応スマホの購入意欲を持つと回答したとし、多くの消費者が5G携帯電話に期待を寄せていることを示したと報告している。

【関連情報】

【携帯】 デロイトチャイナ「2018年中国携帯電話消費者の調査報告」
【携帯】中古スマホ世界出荷、19年は2億台超 IDC調査
【携帯】5Gスマホ買い替え需要低調でクアルコムがチップ3割値下げ 半年前倒しで価格戦到来
【携帯】 スマホ買い替え需要10億台 15年 デロイト調査
【携帯】 デロイト:100米ドル・スマホの世界販売、12年に3億台 累計5億台に

中国・台湾市場調査ならEMSOneにご用命ください。台湾のシンクタンク、TRI社との共同調査にて、最新の情報をお届けいたします。 先ずはこちらまでご相談ください。

※EMSOneでは日系企業様に向け、コストダウンに向けた各種アウトソーシングサービスの提案を行っています。EMS或いはODMを通じたコストダウンについて はこちらをご覧ください。
    【ソース:】TRI