【車載】パワーサプライDelta、EV用電気駆動システムでGKNと協働
2020-01-21 12:02:01
パワーサプライ大手の台湾Delta(台達電)は2020年1月20日、英国有数のエンジニアリング企業GKN Automotiveと提携し、3 in 1の次世代電気駆動システム「eDrive」を共同開発すると表明した。


台湾紙『経済日報』(220年1月21日付)が報じた。GKN Automotiveとの提携についてDeltaは、次世代EV(電気自動車)とハイブリッド車に向けた2種類の新型eDrive開発に取り組み、3年以内にEVのSUV等に供給するとした。

また、次世代電気駆動システムについては、Deltaのモータードライバ、GKNの駆動モーターとギアボックスシステムを統合することにより、システムの重量と体積のスリム化、組立プロセスの効率的な簡素化、品質の改善が可能だと指摘。パワーエレクトロニクスに長じるDeltaと、電気駆動システムに特化するGKNが協力することにより、技術的能力の大幅な向上や、製品発売までのリードタイム短縮が期待されるとした。

GKN Automotiveについて経済日報は、自動車向けパワートランスミッション技術のサプライヤー世界最大手で、ギアボックスや車輪の動力伝達等の電気駆動システムを提供していると指摘。顧客には独フォルクスワーゲン(Volkswagen)、独BMW、スウェーデン・ボルボ(Volvo)等がいるとした他、18年に世界で販売された8100万台の新車の50%以上にGKNの技術が含まれていると紹介した。

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    【ソース:】TRI