【車載】鴻海、EV製造進出 フィアット・クライスラーと合弁 子会社FITとFIHに市場注目
2020-01-17 11:22:26
EMS(電子機器受託製造サービス)世界最大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)は2020年1月16日、フィアット・クライスラー(FCA)とEV(電気自動車)製造の合弁会社を設立すると表明した。


フォックスコンによると、合弁会社ではEVの開発と製造、IoV(Internet of Vehicle)事業を運営する。出資比率は双方5割。フォックスコン側は同社自身か子会社が出資する。

フォックスコンの地元台湾の有力紙『経済日報』は1月17日付で、FCAとのEV合弁で重要な役割を果たすフォックスコン子会社として、香港子会社でコネクタ・金型のFIT(鴻騰六零八八精密=FIT Hon Teng)、やはり香港子会社で携帯電話受託製造のFIH Mobile(富智康)の2社が市場で注目されていると指摘。FITは自動車部品、FIH Mobileは車載ソフトとハードの統合を手がけると報じている。

さらに同紙は、フォックスコンとFCAのEV合弁がまず、中国で製造、販売を行うとし、その後、中国から海外への輸出も展開するとの見方を示した。

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    【ソース:】TRI