【液晶パネル】液晶モニター用パネル、20年は20%弱の供給過剰に WitsView調査
2020-01-17 10:40:20
調査会社WitsViewは2020年1月15日に発表した液晶モニター用パネルについての最新レポートで、20年は供給各社の出荷目標が需要予測を20%弱上回っているとし、価格下落の歯止めは当面難しいとの見方を示した。


WitsViewは、19年にテレビ(TV)用パネル価格が大きく下落したのを受け、パネル各社は20年の出荷目標を制定するにあたり、生産能力の有効な消化と高い利益を求めてTV用では大型サイズを増やし中小型を減らしたと紹介。同時に、利幅が比較的大きいモニター用に各社重点を置き高い出荷目標を立てた他、中国HKC(恵科)の新規参入という要素も加わるとした。

その上でWitsViewは、供給各社の20年モニター用パネル出荷目標を合わせると、需要予測を20%弱上回ると指摘。価格についても、現金コストを割り込むところまで下落が進むまでは底を打たないとの見通しを示した。

【関連情報】

【液晶パネル】AUO、台湾生産拡大へ「スマート製造・新技術の開発・応用の拡大」に注力
【EMS/ODM】ウィストロン売上高、19年は前年割れ インテルCPU品薄や米中対立影響
【EMS/ODM】ベトナムでモニター・PC産業の集積化進む ウィストロンも工業団地に土地確保
【液晶パネル】アップル、台湾のマイクロLED工場12月竣工 21年量産化へ 台湾誌報道
【産業動向】中国回避のモニター生産、サムスンに競争力 調査会社レポートに注目

中国・台湾市場調査ならEMSOneにご用命ください。台湾のシンクタンク、TRI社との共同調査にて、最新の情報をお届けいたします。 先ずはこちらまでご相談ください。

※EMSOneでは日系企業様に向け、コストダウンに向けた各種アウトソーシングサービスの提案を行っています。EMS或いはODMを通じたコストダウンについて はこちらをご覧ください。
    【ソース:】TRI