【液晶パネル】ウェアラブル端末用パネル上位11社シェア 19年Q3
2020-01-14 11:28:07
スマートウオッチやスマートバンド等ウェアラブル端末用パネルの出荷が19年第3四半期に前年同期比34%増加した他、19年通年でも前年比31%増の成長を見せたことが、調査会社のレポートで分かった。(=文末に19年第3四半期のウェアラブル端末用パネルサプライヤー世界上位11社の出荷枚数・シェア一覧)


台湾の経済紙『工商時報』(20年1月13日付)が報じたもので、調査したのはIHSマークイット(IHS Markit)。レポートで同社は、ウェアラブル端末用パネル出荷が19年第3四半期に前年同期比34%増の5700万枚、19年通年も前年比31%増の1億4900万枚だったとする見方を示した。

報道によると、IHSマークイットのHiroshi Hayase中小型パネル担当アナリストは、スマートウオッチ、スマートバンド市場で過去数年、急速な成長が続いており、これによりパネル需要も14年の940万枚から19年には2億枚に接近と、20倍増の大幅な伸びを見せたと紹介した。

ウェアラブル端末用パネルの種類については、薄型軽量のデザインや省エネ等の特性を持つアクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)が、引き続き主流だと指摘。サイズが2型以下に収まるため、生産は第3~5.5世代AMOLED工場が主力だと紹介した。

関連サプライヤーの19年第3四半期出荷では、中国BOE(京東方)が1577万枚超、シェア28%で圧倒的な首位だったとした。2位は韓国LGディスプレイ(LG Display)、3位は中国Truly(信利)だった。また、AUO(友達)、WiseChip(智晶)、パッシブマトリクス式有機EL(PMOLED)のRiTdisplayの台湾系3社がトップ10に入った。



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    【ソース:】TRI