【EMS/ODM】「Apple Watch」「AirPods」の組立に中国2社参入　LUXSHARE-ICTとGoerTek
2020-01-09 10:25:28
LUXSHARE-ICT（立訊精密）、GoerTek（歌爾声学）の中国系EMS（電子機器受託製造サービス）2社が2020年、米アップル（Apple）製品の組み立てを受注したとの観測が浮上、クアンタ（Quanta Computer=広達電脳）、コンパル（Compal Electronics＝仁宝電脳）、インベンテック（Inventec＝英業達）といった台湾系EMS・ODM（Original Design Manufacturer＝設計・製造）業者の受注を中国系競合が侵食するケースがさらに増えるとの見方が出ているようだ。


台湾紙『聯合報』（2020年1月3日付）が報じた。同紙の伝えた台湾の市場関係者は、これまでクアンタが組立の受注を独占していた最新型Apple Watchを、20年はLUXSHARE-ICTが独占すると述べた。聯合報によると、Apple Watchの組立は最新型以外のモデルについてはコンパルも受注している。

この市場関係者はさらにLUXSHARE-ICTについて、既に受注しているアップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」シリーズについても、20年は出荷全体の5～6割にまで受注比率を拡大すると述べた。さらに、GoerTekが20年上半期、最新モデル「AirPods Pro」の組立業務に加わると語った。

聯合報によると、AirPodsシリーズの組立はこれまでインベンテックとLUXSHARE-ICTが受注を分け合ってきた。

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    【ソース：】TRI