【EMS/ODM】鴻海、インド・マハーラーシュトラ州への50億米ドル投資取り止め 州閣僚が表明
2020-01-08 12:11:56
インドのマハーラーシュトラ(Maharashtra)州のSubhash Desai工業相は2020年1月6日、台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が総額50億米ドルを投じて同州に工場を建設することで、2015年に双方が交わした了解覚書(MOU)がキャンセルになったと表明した。


インドメディア『THE HINDU』が1月7日付で報じた。それによると、Desai工業相は、フォックスコンがマハーラーシュトラと交わしたMOUを進めないことを決めたとコメント。同社が同州内に工場建設用の土地を確保していたが、複数の要因から投資のキャンセルを決めたとし、投資が実行されることは将来的にもないと述べた。

フォックスコンが同州への投資を止める決定をした理由について同相は、世界的な経済状況や、競合他社の業績の向上、米アップル(Apple)とフォックスコンとの意見の不一致があるとの見方を示した。

台湾のIT情報メディア『芯科技』(1月7日付)によると、フォックスコンはインド南部のチェンナイ(Chennai)近郊の工場でアップルのスマホ「iPhone XR」の量産を既に始めている。

【関連情報】

【EMS/ODM】 鴻海、中国配慮で5650億円インド投資取り止め? インド高官、同社の計画放棄を示唆
【EMS/ODM】 鴻海、インド50億米ドル携帯電話工場に動き 近く計画提示へ
【EMS/ODM】 鴻海、インド5500億円スマホ工場設立で18年8月調印か
【EMS/ODM】 鴻海、インドiPhone工場設立でマハーラーシュトラ州政府と合意 総額50億米ドル
【EMS/ODM】鴻海、インドでiPhone XR量産開始

中国・台湾市場調査ならEMSOneにご用命ください。台湾のシンクタンク、TRI社との共同調査にて、最新の情報をお届けいたします。 先ずはこちらまでご相談ください。

※EMSOneでは日系企業様に向け、コストダウンに向けた各種アウトソーシングサービスの提案を行っています。EMS或いはODMを通じたコストダウンについて はこちらをご覧ください。
    【ソース:】TRI