【EMS/ODM】台湾Kinpo、中国岳陽に華為用5G基地局設備の生産基地
2020-01-07 11:43:13
台湾Kinpo Electronics(金宝電子)が、中国のスマートフォン、通信機器大手Huawei(ファーウェイ=華為)から5G(第5世代移動通信)基地局用製品の組立業務を受注、2020年第2四半期から出荷を開始するとの観測が、Kinpoの地元台湾の市場に浮上している模様だ。


台湾の有力紙『経済日報』(20年1月5日付)が報じた。それによると、KinpoはHuaweiからの受注拡大に向け、中国湖南省岳陽市のプリンター工場に隣接する土地に、「華為新金宝ハイエンド製造基地」と命名した大規模な生産拠点を設立。第1期は20年末に竣工、21年初の量産化を目指すとした。

報道はまた、Huaweiも5G基地局用設備の生産を現在の広東省東莞から、Kinpo岳陽新工場や現地のサプライチェーン集積化を待って岳陽に移す計画だと報じた。

経済日報によると、Kinpoは、華為新金宝ハイエンド製造基地第1期で2棟の工場建屋を建設する。第1棟はHuawei向け、第2棟は自社グループの3DプリンターやAI(人工知能)スマート医療機器とうの生産を手がける予定。

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    【ソース:】TRI