調査会社DIGITIMESは2020年1月5日付けレポートで、台湾系サプライチェーンの話として、米アップル(Apple)が20年、スマートフォン「iPhone」廉価モデルの位置付けになる「iPhone SE 2」を、上半期と下半期にそれぞれ1機種ずつ、計2機種投入すると伝えた。
先のサプライチェーンは、アップルがiPhoneの組立を委託する企業に対し、20年に投入する計6機種のiPhoneを発表するロードマップを既に伝えたと述べた。また、ドライバIC封止・測定(パッケージン・テスト)の台湾Chipbond(頎邦)が、iPhone SE 2計2機種の液晶ディスプレイCOF封止業務を受注したと語った。
このサプライチェーンはまた、アップルが20年に発表するiPhone SE 2はこれまでの観測でも浮上していた4.7型液晶モデルに加え、5.5型か6.1型の液晶モデルの計2機種になると指摘。うち4.7型の発表は20年上半期、5.5型か6.1型が年末近くになると述べた。DIGITIMESは、下半期発表の大型のモデル名を「iPhone SE 2 Plus」としている。
DIGITIMESによると、iPhone SE 2に搭載されるAP(アプリケーションプロセッサ)はいずれも「A13」。RAMは4.7型が3GBで、5.5型か6.1型は4GBになる。また、5G(第5世代移動通信)対応はせず、サポートは4Gのみになるという。