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【EMS/ODM】 フォックスコンでまた悲劇、再発防止へ工場の内陸移設急ぐ
2010-05-28 09:45:24
従業員の自殺が相次いでいる台湾フォックスコン・グループ(FOXCONN=鴻海)傘下のFoxconn(富士康)深圳工場で26日、新たに1人の従業員が飛び降り自殺で死亡したことが分かった。27日付の新華社通信が伝えたもので、同社では今年に入って12人の従業員が自殺を図り、10人が死亡、2人が重傷となるという、異常な状況となっている。事態を重く見たグループトップの郭台銘董事長は、対応を協議するため深圳工場を訪問し、26日に深圳から台北に戻ったばかり。視察直後の新たな悲劇に、同社内部には衝撃が走っている。


新華社によると、26日午後11時32分ごろ、フォックスコンの従業員を名乗る人物から新華社の記者に電話があり、「今から10分前に、深圳工場敷地内で男性1人が倒れているのが発見され、現場は既に封鎖された」との情報がもたらされた。その後、フォックスコンのスポークスマンは、従業員1名が飛び降り自殺したことを認めたという。

深圳視察から台湾に戻った郭氏は26日午後、「(対応と疲労で)すでに数十時間ほとんど眠っていない。だがどんなに辛くとも問題を直視し、持てるすべての力を使って、事態の収拾と解決に当たる」と述べた。さらに、「(同社で従業員として働く)出稼ぎの若い労働者たちは、家庭の暖かみを必要としている。若い世代の従業員を故郷に戻って仕事させるため、今後フォックスコンは四川、重慶など中国西部への投資を急ぐ」と強調。「産業の中国西部への移転は、両岸(中台)双方の経済発展と平和の推進にもつながる」と述べた。郭氏によるとフォックスコンは2年前に四川への投資を計画したが、四川大地震の発生で頓挫していた。

フォックスコン深圳工場では、従業員の心のケアのため、70人に上る心療内科の専門医を募集している。また、購買ミッションで台湾を訪問していた四川省代表団は、四川大地震の現場で活躍した心療内科の専門医10人を26日、フォックスコンに派遣した。フォックスコン幹部は、「深圳工場の従業員は四川省出身者が多いため、彼らの同郷からの医師派遣は、強力な援軍だ」と感謝の意を述べている。フォックスコンではさらに、2億NTドルを投入して深圳工場の寮の周囲に防護ネットを設置する予定。中国内の他の工場でも、心療専門医の配置と安全措置の整備を進める模様だ。

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【ソース:】TRI    【編集者:】Edward