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【EMS/ODM】 富士通、ノートPCの生産委託を加速、今年5割に拡大
2010-02-04 12:08:00
富士通は今年、ノートPC出荷量全体の約5割を外部に生産委託する。2009年の外部生産委託は全体の約3割だった。
富士通は3日、2010年春モデルとなる新型ノートPC五機種を台湾で発表した。このうち、低価格軽量モデルのLifeBook LH700ならびにLH530の両モデルはクアンタ(Quanta Computer=広達電脳)が生産を行う。また、過去に日本で生産されていた13.3インチモデルはインベンテック(Inventec=英業達)に生産委託されており、今年の新型モデルも同じく同社に委託されていると予想される。
富士通のノートPC生産委託先は台湾企業が中心で、2009年の調達額は300億NTドル(約840億円)に達している。同社は今年、自社による生産比率を昨年の7割から5割に引き下げる見通しで、生産と販売面で大きな転換期を迎えることとなった。
そのほか、富士通グループによる台湾購買は主にTSMCからのロジックICをはじめ、Netbook、サーバーなどの情報通信製品が中心で、調達総額は年間20億米ドルに達している。
富士通の台湾PCサプライチェーンは100社以上に上り、このうちアッセンブリーがQuanta、Wistron、Inventec、マザーボードはGigabyte、ICチップ、電源、ネットワーク製品はそれぞれTSMC、
Delta
、CyberTAN、USI、Accton等となっている。尚、日系電機メーカーで台湾調達額が最も大きい企業はソニーで、次いでNEC、富士通となっている。
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【ソース:】TRI 【編集者:】Edward