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【液晶TV】 ソニー、2010年度の液晶TV販売目標を5割増の2300万台へ
2010-01-18 16:15:02
18日の日刊工業新聞によると、ソニーは2010年度の液晶TV販売計画を前年比50%増となる約2300万台に設定した。生産はフォックスコン(鴻海精密=Foxconn)やWistron、Compal(コンパル電脳=仁宝電脳)などの台湾系EMS/ODM企業に全体の40%超を委託する。台湾EMS/ODM企業は全世界のノートPC生産量の9割以上を担っており、今後は液晶TV分野でも台湾EMS/ODM企業の影響力が高まると予想される。


ソニーは2009年度の液晶TV販売計画を前年度比横ばいの1500万台に設定している。これは2009年度を次年度以降の飛躍的な成長のための準備期間としてサプライチェーンの見直しを含む構造改革に費やすためである。

日刊工業新聞の報道によるとソニーはシャープから液晶パネルを本格的に調達する。こうした製品は主に日本国内市場向けの高級機種に使用されるとみられている。一方、低価格モデルについては部品調達から生産までを一貫してEMS/ODM企業との提携によって進める。既にメキシコTV生産工場はフォックスコンに売却され、北米市場向け製品は今後、フォックスコンによって生産されるとみられている。

フォックスコンの2009年度液晶TV生産量は約200万台で、2010年度はソニーの他にサムスン、LG、Vizio各社からの受注量は6倍増の1200万台に急拡大すると予想されている。

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【ソース:】TRI    【編集者:】Edward