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【フォックスコン】 中国『クローンNetbook』市場に本格進出
2009-03-02 15:03:14
昨年行われたフォックスコンの株主総会の席上、同社董事長の郭台銘氏は｢中国内需市場への布陣強化を行う｣と明言した。現在同社は中国PC市場で最も注目を浴びている『クローンPC』市場に参入し、既に中国ローカルブランド向けに関連Netbookの生産を開始している。
フォックスコンの他、中国『クローンNetbook』市場には台湾企業のGigabyte、MSIなども参入している。これはローカルメーカーによるマザーボード設計能力が低いために、MB供給を台湾企業に頼らざるを得ない状況を映しているといえる。
無印ブランドが中心の『クローン』市場は、元々は携帯電話産業で大きく市場が広がり、昨年度の市場規模は8000万台に達したと一部では報道されている。ノートPC市場では昨年からNetbook市場が拡大を続けており、この市場をターゲットに多数のローカル企業が『クローンPC』の生産に参入してきた。業界関係者は、今年の中国『クローンPC』市場規模は200万台を突破すると予想している。
フォックスコンはこれまで世界のトップブランドを顧客の中心に据えており、例えばApple、ソニー、Lenovoなどがその代表である。しかし経済不況で受注量が下落を続ける中、新たな成長動力を中国市場に求めることとなった。フォックスコンが生産する『クローンPC』は、インテルAtomプロセッサーを採用し、価格は約2499元と一般的なクローンPCの1499元を上回るが、大手メーカーのNetbook製品の標準価格である3000元を下回る設定となっている。
フォックスコンが『クローンPC』を提供する企業の中、一社は【Foxsky】という企業で、同社の製品にはフォックスコンがアフターサービスを全面的に提供、フォックスコンが中国で持つ高い知名度を通じて品質の高さを強調している。
昨年来、フォックスコンは正式にノートPCの受託生産事業に進出を開始した。同社はそれまでもApple、ソニー向けに一部製品の生産を行っていたが、昨年からはHP、Dell等から相次いで受注を獲得している。同社はこれまで、その他の台湾系ODM企業との関係上（多くのODMはフォックスコングループから大量の部品を購入している）、積極的な新規顧客開拓を控えていた。
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【ソース：】TRI 【編集者：】Edward
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