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【Netbook】 ノキアがノートPC事業への進出を計画
2009-02-27 17:45:46
携帯電話世界最大手ノキアのOlli-Pekka Kallasvuo CEOは、同社がノートPC市場への正式参入の準備を進めていることを明らかにした。業界関係者は、「現在ノキアが生産委託先として提携を結んでいる企業にはFOXCONN(フォックスコン=鴻海)やコンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)などがあり、各社とも一様にノキアのノートPC生産獲得に意欲を見せている。台湾系受託生産企業間の受注争奪戦が間もなく繰り広げられるだろう」と指摘した。


市場では昨年、ノキアがノートPC市場に進出するとの情報が盛んに流されていたが、社内上層部からのGOサインが出されなかったと伝えられている。しかしフィンランド国営放送(YLE)が先日Olli-Pekka Kallasvuo氏に対して行った取材の際、同氏はノキアのノートPC市場参入について明確に「確かに検討中である」と表明している。

携帯電話、特にスマートフォンとノートPCの機能は次第に似通ったものとなってきている。特に「Netbook」を利用したネットアクセスが浸透してきたことでその差は益々僅かなものとなってきているといえるだろう。

ノキアは携帯電話市場で最大40%のシェアを獲得し、過去数四半期にわたって38%のレベルを維持している。また、年間出荷量は4億~5億台に達し、各国の通信事業者や販売店とのネットワークは他社の追随を許さない規模となっている。こうしたネットワークはそのまま同社のノートPC販売ルートとして活用することが可能となる。

台湾の業界関係者は、「HP、Dell、エイサー(ACER=宏碁)、ASUSTeK等のノートPC大手メーカーはスマートフォン市場を虎視眈々と狙っており、ノキアは対抗策としてノートPC市場への進出を決定したのだろう」と分析している。また、台湾ノートPC受託生産企業は「ノキアは確かに台湾系の受託生産企業に対してノートPC市場への進出計画を伝えている。現在のNetbook市場の拡大傾向から判断すれば、ノキアはHSDPA搭載Netbook市場への参入機会を逃さないはずだ」と語っている。

HSDPA搭載【Netbook】の市場規模は現在では未だ小さく、ノキアが進出するには絶好の機会であるともいえる。当初の市場規模は限られるだろうが、携帯電話やノートPC製品のサプライチェーンを握っているフォックスコンやコンパルなどの受託生産企業と組むことで、価格競争力は大幅に高めることも可能だろう。

コンパル総経理の陳瑞聡氏は今週行われた投資家向け説明会で、「今年の一般モデルノートPC市場は金融危機の影響で昨年同等か3%程の伸びに止まり1.2億~1.25億台の水準となるだろう。一方、ノートPC業界全体の出荷量は【Netbook】市場の拡大によって1.45~1.5億台に達し、ノートPCに搭載される3Gモジュールの割合も10%~15%に上昇するだろう」との見通しを発表している。

【ソース:】TRI    【編集者:】Edward