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【デジカメ】 GE、日本市場向けに低価格戦略で日本市場へ進出
2009-02-18 18:01:05
General Electric（GE）ブランドのコンパクトデジタルカメラ独占販売権を持つ米General Imaging（GI）が日本市場への参入を行う。今年3月から家電量販店ルートなどで販売が開始される予定だ。日本のデジタルカメラ市場はキャノンを始めとする大手メーカーが殆どのシェアを抑えているが、GIは外部委託生産によって固定費を極限まで減らし、価格競争力を高めると同時にGEブランドを全面に推しだし市場の開拓を進める。
同社は先ず光学3倍ズーム、有効1,000万画素CCD搭載の小型機種「E1035」などの4機種の投入を予定している。いずれも編集ソフト、パノラマ写真合成機能を搭載し、価格は16，000～30，000円と、日本メーカーの製品より3～4割安く設定する。3年後の年間販売目標は30万台だ。GIはOEM方式にて生産を台湾の受託生産メーカーに委託し、高付加価値で低コストの製品供給を目指している。
GIは2007年にプライベートファンド等の出資によって設立された新興企業である。投資面ではGEとの関係はないが、同社は【GE】ブランドのデジタルカメラ独占販売権を全世界で獲得している。また、同社は昨年、北米、ヨーロッパ市場などで100万台の販売業績を上げた。
日本大手メーカーの優位性はコア部品の開発から組立までの一体化した生産体制にあるが、製品開発コストや生産コストを更に引き下げることが非常に難しくなってきている。更に、製品ライフサイクルの短期化は価格下落に一層のプレッシャーを投げかけており、開発に関わる投資回収も難しくなっているのが実情だ。
特に最近では不景気によって、家電製品などではブランドにこだわらない層が拡大し始めている。今後は日系メーカーもインテグレーションにこだわらずに、多くの製品分野で設計開発と生産技術を保持した上での外部生産委託が拡大する可能性が高まるだろう。
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【ソース：】TRI 【編集者：】Edward
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