クアンタの1月売上高は、昨年12月から19.3%減の430.6億NTドルとなり、昨年同月比では36.5%減少した。しかし、1月の出荷台数は200万台に達し、市場で予想されていた180万台を上回った。クアンタ関係者は、「2月の出荷量はより拡大する。売上高も月を追うごとに増えていくだろう」と述べている。
PC市場はノートPCの広がりと、『Netbook』による新たな市場拡大が支えとなっているが、クアンタはエイサーの第2世代『Aspire One』の生産を受注しており、同製品が出荷される3月からは飛躍的な出荷量拡大が期待されている。
一方、コンパルの1月売上高は12月比12%減の281億NTドルとなり、昨年同期比では23%の減少となった。また、出荷台数は市場予想の140万~150万台を上回る、155万台に達している。コンパルは、「1月の出荷量は顧客からの発注が大幅に減少したことで、当初140万~150万台を見込んでいた。しかし、短期発注が相次いだことで当初見通しを上回る155万台を達成した」と語っている。
昨年度から好調が続くウィストロンは、1月売上高が前月比28%減の336.7億NTドルとなったが、昨年同月比では28.29%の大幅成長となっている。また、ノートPC出荷台数は昨年12月の210万台から160万台に減少した。
ウィストロンと並んで、インベンテックも比較的好調が続いている。同社の1月売上高は昨年12月比10%減の249億NTドルにとどまり、昨年同月比では6.25%の成長を達成した。インベンテックは、HP向けの出荷が堅調で、今年の売上成長も楽観的に予想されている。
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