【PND】 北米市場が低迷、在庫レベルも大きく高まる
2009-01-23 11:13:00
【TWICE】の報道によると、パーソナルナビゲートデバイス(PND)メーカーの『TomTom』は今年の北米PND市場規模予測を、当初の1800万台から1700万台に下方修正した。また、これ以前に『Garmin』、『TomTom』のPNDトップサプライヤー2社は何れも、「産業全体で在庫レベルが非常に高くなっている。08年第4四半期の販売が予想を下回ったことで、各種製品が流通ルートで積み上がっている」と表明している。
今月開催された「International CES」展示会に参加したTomTomの幹部は、「在庫水準がかなり高いレベルとなっており、正常レベルに戻るにはある程度の時間が必要だ」と語っている。同社の昨年第4四半期販売状況は07年同期と同等レベルか或いは若干下回った可能性がある。
市場調査会社【ABI Research】は昨年、2009年の北米PND市場規模を2430万台と予測、2008年の1800万台を大きく上回る見通しを発表していた。しかし同社は近日中にも下方修正を発表する可能性が大きい。この数週のPND市場の動きを見ていると、各社が大きな損失に陥る可能性が出始めており、更に今年は買収合併などを通じて企業淘汰が更に進む可能性が高まっている。
市場衰退と在庫積み上がりは、価格戦略にも大きな陰を落とし始めている。例を挙げると、『Best Buy』の4.3インチディスプレイモデル(Insignia NS-CNV20)は昨年10月の発売当初は499米ドルの値札をつけていたが、最近では199ドルに大きく値下がりしている。また、同3.5インチディスプレイ製品は、同じく399米ドルが149ドルに値下がりしている。
その他、発売時期が注目されていたソニー製PND製品だが、同社関係者によれば年内の新型PND発売は無い、とのことである。
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【ソース:】TRI 【編集者:】Edward